思わず唸ってしまった。
大阪魂か根性か。
大阪淀屋橋に建築中のマンションで歴史的建造物の外観だけを残す。
コピペじゃあるまいし。
まさかそんな無謀なことを・・。
1918年築の旧大阪農工銀行。
戦後は繊維商社として使われてきた。
設計は東京駅を手がけた辰野金吾。
途中改修は行われてはいるものの、築100年を超える。
当然、コストは跳ね上がる。
全て解体して更地にして開発をするのが
普通の考え方だろう。
しかし、歴史的建造物が多くの残る敷地周辺の街並みを考慮した事業主は、
この大胆な発想に至った。
結果は。。。
周辺相場より高いにも関わらず、
総戸数60戸のうち、
第1期45戸は、即日完売。
残りも昨年12月に完売したという。
脱帽ものである。
歴史的に受け継がれてきた建築が、
人々に愛され続け、
歴史とともにその資産価値を高めていった。
本来、建築とはそうあるべきであり、
だからこそ、美しい佇まいを見せるのだ。
こじつけの理屈や、小手先の技でできるものではない。
よくやった、オリックス!(いきなり上から目線(笑)・・・)
記事の中の動画が回らないのが残念だけど、
鹿島の根性を見せられたね。
そういえば、鹿島本社ビル解体のだるま落とし工法も
独自開発したとか言ってたな。
大手だからできた、なんて味気ないことは、ここでは言わずに、
素直に賞賛したい。(マタマタ 上から目線?(笑))
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