不思議な国 北朝鮮の不思議な空港計画

 

国連加盟国の中で、唯一日本が国家として承認していない国。

それが北朝鮮だ。

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もちろん、私は北朝鮮に行ったこともないし、当てにならないメディアを通じて得られる情報しかないわけで、本当のところはどうなのか、さっぱりわからん。

 

最近は少し鳴りを潜めているようにも感じられるが、たぶん日中韓の子供じみた啀み合いを、興味津々、高台から眺めているんじゃないかと。

世界中から、何を言われようと、国家を守るために手段を選ばないその強靭さは、ある意味スゴイ。

ただ、方向が間違っているだけで。

 

個人的な感覚ではあるが、北も南も、やっぱり同じ民族だなあ、と思うことがある。

方や社会主義、方や民主主義、国家体制は違えど、性格というか民族特性というか、よく言えば、したたかな、悪く言えば、自ら正しいと思うことには他の意見を聞き入れない強情さ、根っこの性質みたいなところは、やっぱり同一民族だな、と思ってしまうことがある。

 

さて、話はそれてしまったが、この北朝鮮(厳密には正恩さんですが)が、古い軍用飛行場のカルマ飛行場を観光用のハブにしようと、2億ドルを投入して刷新することを計画している。

カルマ空港は韓国国境付近にある金剛山国際観光特区に位置する。

空港を整備し、観光客を誘致するのが狙いだそうだが。

さらに、彼曰く、首都平壌の空港が、これに見劣りするものであってはならん、と平壌国際空港の改良計画も、カルマと合わせて香港の設計事務所に委託したそうな。

 

んで、カルマ空港、年間120万人の乗客数を見込むとしているが・・・・ひゃ、120万人?!

月にすると、10万人・・・・・(沈)

財政予算があるのかどうかも怪しいところだが、とても経済効果があるとは思えん。

 

ちなみに、世界第4位の乗客数である羽田空港は、年間6600万人(2012年統計)。

2%にも満たない。

お隣仁川の3900万人と比べても、わずか3%・・・。

 

空港は、世界の玄関口。

国の第一印象を与える重要な施設でもある。

 

だが、正恩さん。

年間120万と言わず、せめてゼロをもう一つ付け加えるぐらいの観光誘致ができるような国づくりが先決ではないかと、遠く異国から謹んで申し上げまする。。。

 

(案の定、現在この計画は全面中断しとるそうな・・南~無~)

 

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