増え続ける「空き家」そして誰もいなくなった。

 

中古住宅市場が賑わう一方、深刻さを増す問題も浮上する。

「空き家」

年々人口が減少する中で、今や都市問題とも言える空き家の増加。

地方では根本的に過疎化。首都圏郊外では一気に移り住んだ団塊世代が高齢化を迎え、子供達若い世代は都心へと向かう。

 

ボロボロになった空き家が、そのまま放置されている原因の一つが、固定資産税だ。

建物を解体して更地にすると、土地の固定資産税は跳ね上がる。

要するに、ボロ家が乗っかっている土地のほうが、土地の評価額が下がり税金が安いとうことだ。

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更地の方が税金が高い。

これは、戦後の住宅不足の時代に作られた税制で、とにかく住宅を建てろーという御上の政策とも言える。

それが、時代が変わり人口減少に転じた今もなお、同じ税制で通っているからおかしなことになる。

 

空き家が都市問題というのは、こうした古い建物は、耐火・耐震性が劣るため、火災や地震が起きた際は、自らが壊れるだけでなく周囲に被害を拡散する恐れがある。実に迷惑な話だ。

また、犯罪の温床にもなりやすく、治安問題も危ぶまれる。

 

そうしたことを懸念して、行政は、空き家を何とか処分せねば・・・と動きだし、空き家解体に補助金を出す、という政策に出る・・・・・アホですか。

根本的な人口減少問題とか税制の見直しをせずして、税金をじゃぶじゃぶ使うことしか脳がないのか!(辛口、スミマセン)

 

都心23区でも、空き家という問題はある。

が、地方や郊外と違うのは、人が集まるというメリットを活かせるという術がある。

借り手が付かないボロ家なら、家主との交渉次第で安く借りることも可能。

立地次第では、信じられない家賃で、ちょっとした店舗やカフェを開くことだって夢じゃない。

何と言っても、人のニーズが多様にある、というのが都心の強み。

 

人間の本能というのか、いや動物の本能というべきか、人が集まるところに集まりたがる。

(オイラは人ごみ嫌いだけどな)

空き家問題は単にハードの問題だけではない。

人が集まる魅力を生み出さないと、ただの消滅の街になってしまうと思うのでゴザイマス。

 

 

 

 

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