白衣を身にまとう天使は堕天使か?不動産業界より怪しい医療業界

 

この業界に身を置く立場ながら、こういうのも何ですが、建築・不動産業界というのは、んまあ何とも胡散臭いといいますか、果てしなく不透明な世界であると、たぶん世間の皆々さまも、うんうん、そうだと思いっきり首を縦に振って納得していらっしゃる様子が手に取るようにわかります。

だが、さらにそのウワテをいくのが医療・製薬業界ではないか、と別に医師に逆恨みしているわけじゃないんですが、白衣に身を包んだ彼らを不動産営業マンより胡散臭いと思う私は、オカシイですか??

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年間5000億。

って数字を言われてもピンと来ませんがな。私ら一般庶民に言われても。

実はこれ、昨年2012年度、製薬会社が医師や医療機関に支払った、研究費、講演会の謝礼、接待費などの合計金額。

2013年度の国の科学研究費の予算額は、2381億円ですから、ざっと2倍ですわ。

 

医療業界のことはよく知らんが、研究開発に相当なお金がかかることはよく言われている。

医師や医療機関は、製薬会社からの資金提供を受けて研究開発を進め、そして製薬会社はちゃっかり「見返り」を期待する。

一時は、製薬会社の医薬情報担当による医師の派手な接待がエスカレートし、西洋で浸透していた医薬分業が日本でも取り入れられたが、ま、ご存知の通り、なんちゃって分業なわけで、医師はお世話になってる製薬会社の薬を処方しようとする。

 

以前、初めて訪れた診療所で、「従来からこの薬使っているので同じものを処方して下さい」っていったら、うちではそれは処方しないって断られた。

へ?

院外処方でしょ?なんで?

医者曰く、その薬の効能には責任持てんだと。

あんた、さっきからデスクのPCとにらめっこしたまんま、患部の症状を見ようともしないで、責任が持てんもへったくれもないだろ、と。

こんな医者(私は医者とは思ってないが)も世の中にはいるんだ、とビックリでしたわ。

 

高齢化によって、社会保障費が、財政を潰すんじゃないかという勢いで膨れ上がっているものの、一方で薬付け医療によって潤っている世界もあるわけだ。

医師が、資金提供を受けた製薬会社の薬を処方し、これらの売り上げがまた医師に還流される。そして、それが社会保険で守られているという、実に社会保険制度は、我々自身のためじゃなく、医者や製薬会社を守るために存在しているかのような、いびつな構造になっているわけだ。

 

もひとつ、おもろい体験談。

診察のときに、そばにいた看護婦さんが、何気に薬を塗布してくれる。

初めは、あら、親切なこと。。と嬉しく思っていたんですが、ふと治療費明細を覗いたとき、処置料なるものが徴収されておる。

処置って何かやったっけ??え、まさかあの看護婦さんが塗ってくれたのが処置ってことか?

別に同じ薬を処方してもらうんで、家に帰って自分でやりゃいいことなんですけど。。。別に緊急に処置が必要だったわけでもない。

ってんで、次回の診察のときに、看護婦さんが塗ろうとするのを断った。

するとすると、たちまち医師の表情が一変し、露骨に嫌な顔されましたわ。

まあ、百歩譲っても患者に対する言動とは取れない、苛立をぶつけた態度でしたね〜。

 

その処置料だって私が支払うのは3割だけど、7割は社会保障で賄われておりまして、私としては、たかがしれた額かもしれませんが、やっぱりおかしいものはおかしい。

私の例は、極々少額のものかも知れませんけどね、こういう不要治療費が積み重なったら結構な額に積み上がるんじゃないかと、そのとき思ったのであります。

 

言葉は不適切かもしれんが、なんというか、医者や医療機関のやりたいようにやってる感が否めない。

消費税増税も大事かもしれませんけど、財源財源と目を白黒させて騒ぐ前に、こういう歪みをきっちり調査してはいかがかね?

 

 

 

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