こんにちわ。
8月も半ば過ぎて台風も発生し始めると、何だかもう、夏も終わりなのかなあと、少し寂しくなる今日この頃でゴザイマス。
このところ、少々話題となっております、SMAP解散、じゃあなくって、築地移転について、ワタクシも数年前から気がかりだったことが、この期に及んで再燃しておるようでして、11月の移転は無理ぽい風向きになりつつあります。
移転先の豊洲の施設が、全くダメダメ設計らしいことは、メディアで散々叩かれているようですので(日建設計、らしくないな~)ここでは置いといて、当初から気になってたこと、豊洲の土壌汚染。
ちょっと昔のエントリーになりますが、こちらで触れてます。
「新「東京の台所」豊洲市場にゼネコンがソッポを向いた」
まあ、東京ガスの跡地ですから、土壌汚染出るのは驚きではない。
問題は、その措置がうまくできてんのか?ということで、昨日のこのニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/20160817-00061224/
見ると、移転日ありきで、汚染措置が完了したのかどうかは、あまり深く考えていないように聞こえます。おいおい。
えと、土壌汚染について、も一回、さらっとおさらい。
土壌汚染とは、土壌の中に人体に有害な物質が混入すること。
工場の操業やガソリンスタンド、クリーニング店の営業など、人的な原因によるものの他、自然発生的に起こるものもある。
有害物質とは、ベンゼンとかシアン、六価クロムのような揮発性化学物質系と、鉛や水銀などの重金属系のものがあります。
地下水に溶け出したり、掘削など土を掘り起こしたりすると空気中に散乱し、汚染された土壌が体内に入ると危険とされる。
井戸水を飲むなどの直接的に体内に入る以外にも、間接的な、例えば汚染された土壌や地下水に触れた動植物を摂取することで体内に入ってしまう経路も考えられる。
今回は、魚や青果など食を扱う市場というだけあって、間接経路の危険性はかなり高くなると考えられます。
デベ時代の話ですけど、プロジェクト予定地で土壌汚染が出た!となると、もうみんな、ガーンってな感じで、一気にトーンが下がるわけ。
なんでかってその措置には、莫大なコストかかるし、土地の所有者がそれを賄えるだけの財力あればいいけど(←基本、汚染対策責任は土地の所有者にあります)、まず費用負担の話ですったもんだ揉める。ただでさえ、調査やら汚染措置やら、時間がかかるのに、一向に進まない。
昔は大体、除去法、つまり、汚染された土を健全な土と入れ替えるのが多かったけど、今は原位置浄化と言って、土を入れ替えしなくても、バイオ処理とかで、浄化できる方法があるみたい。随分進化したもんだなあ。
ただ、この浄化方法では、その後きちんと浄化、つまり除染がされているかどうか、モニタリングを必要とするものがあるらしく、どうやら豊洲は、2年前からこのモニタリングを行っていたらしい。
んが、その結果を待たずして移転の日が決まるという。
え、なんで??
てか、移転しました、その後で、モニタリングの結果がNGでした、って
除染されてないけど、市場動いてましたねーって・・・
こえ~
都の担当課長さん、「開場時期とモニタリングは基本的にはリンクしない」って言ってるけど、言い方変えれば、安全な土壌になったかどうかは、関係ないって言ってるのと同じだよね?
え、ええの?
都の人がそんなこと公言しちゃって。
何気に漏らした発言が命取りにならないことを祈ります。(思いっきしイヤミ)
小池さんは、この理由を聞くって言ってるから、耳をダンボにして待ちましょう。
しかしなあ。。
豊洲の土壌汚染は、かなりヒートアップしてるんだけど、築地の被曝マグロは、一体どうなったんだろう。
土中深く埋められて、放射能は地表に出てこなかったんだろうか。
これまで、深刻な健康被害の話も聞かないし。謎だ。謎すぎる。
個人的には、こっちの方が、気になって仕方ないのですけど。