増税と住宅ローン減税について、もう一度ちゃんと考えようという話。(前)

 

消費税増税を控えて、戸建てハウスメーカーが忙しいらしい。

マンション業界も販売戸数が、大幅増なんてニュースに出てましたが。

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増税は、平成26年4月1日予定。

まだ先じゃん、って思うのは無理もないかもしれない。

が、住宅のように完成までに時間のかかるものだと、実際に契約をしてから引き渡し(実際に入居できるようになる)までにこの日付を跨いでしまうケースも出てくる。

例えば、食品や電化製品などを購入する時は、品物を手に入れると同時にお金を払う。

が、住宅になると、売買契約をしたときに、まだ完成していないことの方が多い。

(業界用語で「青田買い(あおたがい)」って言います)

で、その状態で、手付金とかいって、いくらか払うわけだが、建物の引き渡しが増税後になってしまう場合、消費税は5%?8%?(もちろん建物の価額に対する消費税だ。土地に消費税は掛からない。消費するわけじゃないんで)

 

という素朴な疑問だが、これはすでに決められている。

9月末までに契約をしたものについては、5%。引き渡しが増税後であっても。

10月以降は8%。

ということで、ハウスメーカーさんが大忙しらしいですわ。

 

消費税増税の駆け込み需要は、少しばかり懸念されてはいたものの、それにも増して、年末からの景気改善の期待感が不動産購買力を押し上げている。

このまま、経済が順調に上向いてくれれば、増税後の冷え込みもないのだろうけど、でもそうなったらそうなったで、販売業者は値下げしてきますから、増税前より安く買えるかもしれませんぞ。

アドベンチャー精神をお持ちでしたら、虎視眈々と狙ってみて下され。

 

さて、増税ばかりではご不満でしょうと、お偉い方々が気を使って(?)用意してくれているのが、減税だ。

といっても、今の減税措置が延長されて、減税枠が広がっただけに過ぎない。

 

今年12月31日で終了するはずだった住宅ローン減税が平成29年12月31日まで、4年間の延長。

で、控除限度額が200万円から400万円までに引き上げられた。

 

これだけ書くと、うお、すげーってなるけど、

どうもガラスケースに飾られたダイヤモンドって感じがするのは私だけですか???

これについて、フィナンシャルプランナーと称する人がいろいろ書いてたりするけど、

それ、ちょっと違うんじゃね??って思うわけです。

 

実際、そこまで借金できる一般サラリーマン、そうそういないでしょ、ということなんですが、次回に続けます。

 

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