カタログもここまで進んだ「IKEAのカタログアプリ」

 

自慢じゃないが、ワタクシ、自他共に認める優柔不断でゴザイマス。

こと家具を選ぶ際なんて、カタログを穴が開くほど眺め回し、サイズ、色、ディテールに至るまで、ええ加減にせんか!自分でもあきれるほど、執拗にこねくり回す。

スケール片手に、その大きさを部屋の中でシュミレーションしてみたり、それを置いた時のイメージを、ありとあらゆる脳細胞を駆使して想像してみるわけだ。

 

これはインテリアに限ったことではないが、建築の世界では日常的に行われていることだ。

例えば、模型を作って全体のバランスやデザインを考えるのと同じ。

昔ながらのスタイロ切って貼付けて、というマニュファクチャー的な模型から、最近では3Dで、実際に建物の中を移動しているような(3D動画っていうんですか?オバサンはよくわからんww)デジタルものまである。

それでも、実物とイメージとの差異は埋まらない。

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さて、前置きが長くなったが、北欧家具で有名なIKEAが、また面白いこと始めております。

(予め断っておくが、ステマじゃありませんぜ)

ファンってほどでもないが、リーズナブルな価格の割に、その洗練されたデザインが結構気に入っております。

 

で、コレ。

「IKEAカタログアプリ」
iPhone版
Android版

一応、動画で使い方は何となくわかる。

拡張現実アプリというものらしく、カタログ掲載の家具を実際に自分の部屋に置いてみることができるアプリ。

カタログの中の「+」記号のあるページにスマホをかざすと、画面が立ち上がり、ページの画像をスキャンできる。そこで、家具を置きたいところに、カタログの冊子を置いてスマホなどの端末のカメラを向けると、画面に製品が表示されるという仕組みだ。

 

早速、やってみよう♪

と思ったらカタログのないことに気づいた(涙)

 

それにしても、テクノロジーの進化とは、恐ろしいですなぁ。

どうやってこんなことができるのか、アナログ人間にはさっぱり理解不能ですわ。

 

しかし、IKEAの考えはこうだ。

「テクノロジーや機能それ自体は重要ではない。そうではなく、どうしたら顧客に付加価値を提供できるかが重要だ」

 

サイズ間違いをしたことがある顧客が14%。

中には返品をする客もいる。

そこに目をつけ、付加価値へと変えていく、こうしたアイデアが生まれる。

 

企業が存続する意味は、元来そこにある。

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