中古車よりも新車。
中古住宅より新築住宅。
新しいほどよいとする価値観は、新築を購入した瞬間に値が下がるという、ここ日本独特の何とも奇妙な不動産価格形成を生む。
んが、このところ中古住宅の調査が相次ぎ、中古住宅市場に何か変化が出てきたか??と居合わせた仲介さんに聴いてみた。
景気回復基調の兆しが出始めた年初来から春にかけて、中古品薄状態という噂は耳にしていたけれど、やぱり、現状も品薄には変わりないとのこと。
特に都心部においては、ほとんど売りものがないらしい。
理由は、至極当然と言えば当然、誰も手放さないから。
何らかしらの事情で、引っ越しをしなければならなくなったとしても、自宅を処分せず、賃貸に出すなどして保有し続ける。
この先大きく値崩れする可能性は少ないし、仮に値崩れしても需要があれば賃料下落は起きにくい。
不動産価格と賃料相場は同じ動きをしないのだ。
で、中古を購入する理由としては、やはりその手頃な価格。
今、品薄状態の都心では、中古価格が高騰し(というか手頃な物件が売りにでない)、中古でも平均して4000~5000万。
ちょっと郊外にいけば、新築カエル。。
手頃な価格で、そこそこしっかりしたものが手に入るとすれば、やはり郊外に集中する。
最寄り駅からバス便で15分。
マジ??!!
戸建てならまだしも、マンションでそんなとこ買う人おるんかい??
(購入者の方、失礼!!)
と、咄嗟に思ってしまった。
確かに1000万円台という魅力的な価格だけど、んでもバス便って。。
そこまで郊外に出なくとも・・と思いつつ、イソイソと出かけましたわ。えー。
おまけに、バス乗り場間違えて、30分延々とバスを待ち続けたワタクシ、バカですか?
サラリーマンだと通勤が大変だが、自宅でお仕事される方なら、周りは静か、大きな公園もすぐそばで、環境は抜群。
築12年ということで、ちょうど大規模修繕工事中ナリ。
驚いたことに、修繕積立金6000円ほどで一時金の徴収もなく工事を行っているという。
通常、中規模のマンションならば、1~2万の修繕積立金を毎月収めるのだが、ここは約半分。
いくら何でも少なすぎるだろ!と思ってみていたが、なんのなんの、修繕工事は超模範的とも言える、綿密な事前調査をしっかり行ってヌケはない。スバラシイ!
低価格の修繕積立金のワケは、屋上のdocomoアンテナ設置賃料だとか。
この毎月の賃料のおかげで、管理組合のお財布はホカホカなんですと。
敷地内の駐車代もタダっていうてましたわ。
探せばあるんですな、こういう優等生中古マンション。
でも、バス便はちと不便だから、オイラは買わんけどな。車も持ってないし。
購入者の方、どういうお仕事されてるのかと、興味津々でお聴きしたところ、ODA関連のお仕事されてるとか。ふエ~。
え、じゃ、あまり日本にいらっしゃらないんですか?
ええ、来週、パキスタンに行きます。^^
パキ、パキスタン?!・・;
どうぞ、どうぞ、お気をつけて~~