闘うピット、されど地下ピット

 

気が付けば10月。

先月は台風やら何やら雨天続き(今もでっかいの来てますね)で、お日様にお目にかかることも少なく、たまに晴れた日に部屋の中まで差すようになった日差しを見て、あー、秋になったんだと気づく今日この頃でゴザイマス。

 

えと、ワタクシごとではございますが、いつものように自転車に乗ってましたら、大型トラックと衝突してしまいました。左折しようとしたトラックに巻き込まれ、横転しましたが、体は無傷、代わりに倒れた自転車が大型車輪の下敷きになってペシャンコになってしまいました。ヒエー

倒れた時は、一瞬何が起こったかわからず、振り向いたら、目の前にでっかい車輪、うわーって思っているうちに、自転車がメリメリっと潰れていくのを、ただただぼーっと眺め、あ、車とぶつかったんだと気づく。

いやはや、メリメリっと潰れていくのが自分でなくてよかった、と安堵。なんか、自転車が身代わりになってくれたような気がして、今まで、決して大切に、とまではいかなくとも愛用していた自転車に感謝すると同時に、無残な姿になった自転車を見て、なんかかわいそうなことしちゃったな、と思った次第でありました。

 

さて、前置きが長くなりましたが、このところメディアを賑わせている豊洲市場。

盛り土がどうの、地下空間の水がどうの、やいのやいの言っておりますが、真意のところは我々外野には何もわかりませんので、何も申し上げられません。

 

んで、まあ、どーでもいい話ですけど、この地下空間について雑学的なお話を少し。

ホントどーでもいい話ですので、ブラウザ閉じていただいても・・(涙)

 

一般的に、建築物の地下には配管などを納めるために、空洞の空間を作ります。

地中梁によって小部屋のように分かれていて、時に防火水槽代わりに使う空間(小部屋)もあります。

豊洲市場の、盛り土がない!というあの断面図を見ても、汚染処理云々の話を別にすれば、何ら不思議な図でも何でもないわけですね。まあ、当初の計画がどうだったのか、という疑問は残りますが。

で、この空間のことを、ピットと言うんですけど(地下ピットって言ったり、配管ピットっていうこともあります)、このピットという言葉、「穴」とか「窪み」を意味する言葉なんですけど、古くは、鶏を闘わせるための囲われた狭い空間のことを指したのだそうです。こういうの↓

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昔はポケモンGOなんてものはありませんから、こうして家畜などの動物を競わせて、古の人々は興に入っていたのでしょう。今でもドッグレースなんてのは聞きますね。

 

飛行機のコックピットも、ここから来ているとか。

飛行機の胴体の真ん中の窪んだ部分に操縦士が座り、この狭い空間で、まさに敵と「闘う」イメージから第一次世界大戦の頃に生まれた言葉らしい。

 

まあ、闘っている鶏たちにしてみれば、真剣そのものなんでしょうけれど、それを取り囲んで、キャッキャッと楽しむ姿をは、何ともほのぼのとしたものを感じます。

 

このピットという言葉の由来を思うに、今豊洲市場でやいのやいのと言い合っている姿が、なんか闘鶏場と重なるものがあって、妙な面持ちでゴザイマス。

誤解なきよう申し上げますと、彼らのやり取りを、冷めた目で冷笑に付しているわけでは決してゴザイマセン。

ただ、一部の関係者(部外者も交えて)、いささか行き過ぎた感の否めないヤジりあいは、側から見ていて、なんともその姿が鶏に見えてしまうのは、ワタクシだけでしょうか。

真剣になるからこそ、の姿だと思いますが、公共のものであるということを大前提に、もう少し冷静に一つ一つの事実関係を検証してほしい、と願うばかりでございます。

それにしても、ピットの由来を思うと、なんとも皮肉なものだなあ、というオチでした。

では、また。

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