紀元前のその昔、地球は平らな円盤状で海に浮かんでいると考えられていた。
その後古代ギリシャの哲学において、地球は丸いという、いわゆる球体説が生まれ、しかし、実際にそれが証明されるのは、マゼランが世界一周を完結した16世紀にもなってからのことだった。(マゼランは航海の途中で亡くなってしまうのだが)
地球球体説が生まれて、数千年を経た今、私たちは丸い地球上を、自由に飛び回ることができるようになった。手段さえ選ばなければ行けないところはない。高い上空から地球を眺めることもできる。
数千年前に、一体誰が想像できただろう。
少し前、NASAが地球と類似の惑星を発見したとのニュースがあった。
天文学に詳しいわけでもないのだが、常々世界の果てまで訪れたいと願う身にとって、もしやサイエンス・フィクション(SF)の世界が、サイエンス・ノンフィクション(SNF)になる日も近いのではないかと、いろいろと妄想を巡らした次第でゴザイマス。
ケプラー宇宙望遠鏡が捉えたその太陽系外惑星は、地球よりも10%ほど大きいらしい。
地球と太陽との距離が、生物が生存するのにちょうどよい距離であるように、その惑星も恒星と適度な距離にあって、生物生存の重要な鍵となる液体状の水で表面が覆われていることが発見されている。
もしも、地球と同じように生物が生存していたとしたら、
私たちと同じような人類がいて、同じような都市、文化があるとしたら、
いつか、”Hello!” って出会う日が来るのかしら?(英語を話すわけないとは思うんですけど、たぶん咄嗟に言ってしまうだろう自分がいる)
んがしかし、この惑星は地球から約500光年離れたところにあるそうで、つまり、光の速度で500年かかる距離のところ。
超が100個くらい付く高速のジェットができたとしても、人間の生命はどうやっても500年持ちませんから、一生の間に出会うことは無理ってことだ。
それこそ、どこでもドアかタイムマシンでもないと。
でもね、古代ギリシャの哲学者が「地球は丸い形をしておるぞよ」と言ってた頃を思うと、遠い将来、自由に宇宙を飛び回れる日がくるのかも、なんて思うわけです。
願わくば、宇宙から地球の青さをこの目で見とう存じまする。
計り知れない宇宙の広さを思うと、今この地球上に自分が生きていることが、ものすごい奇跡なんだなと。
ちっちゃなことにイチイチムカついてるのがアホらしくなってきますわ。
本日も晴天なり!!