新商品の開発だとか、マーケティングだとか、自慢じゃないが、とんと疎い。
だから、商品の名前がどうやって名付けられるのか、単なる思いつきなのか、それとも何日もひねりにひねって生み出されるのか、現場の事情は分からない。
けれど、思わず親父ギャグか!と言いたくなるような、どう考えても中年のオヤジ(違ったらゴメンナサイ)が考え出したとしか思えないようなモノが、得てして建築業界には多い。
有名どこでは「ロスナイ」。
これは、三菱電機の全熱交換型換気扇。(断っておくが、ステマじゃありませんぜ)
換気扇っていうのは、室内の汚れた空気を排出して新鮮な外気を取り入れるもの。
夏や冬は、室内と外との温度差が大きいので、換気をすると暖かい空気や冷たい空気が部屋の中に入ってきて、室内を空調していても熱効率が悪い。
そこで、外気を取り入れる際に、室内空気と外気の熱を交換するシステムが備わった換気扇が全熱交換型と呼ばれるもの。
例えば、夏(今日も暑かったですね~)は、外の暑い空気を取り込む際に、空気中の熱を奪い取り、室内から排出する空調で冷やされた空気に熱を渡して、これを外に出す。冬はその逆。
つまり換気扇の中で、熱の交換がされるというわけだ。
んで、外から取り入れる熱気ムンムンの空気は熱交換で既に冷やされているから、室内に入ってきても熱効率が下がらない。
熱のロスがナイから、「ロスナイ」というわけ。
んー。どないですか??
もう一ついってみよう!
たまたま、先日、うちのマンションで防災訓練があったんですわ。
こんな時期に?という感じもしますが。
そこで、消防士さんが訓練用として用意してくれた消火器。
あれ、意外と重いんでございますよ。
えー、やりましたよ、ぷしゅーって。
で、ふと消火器のボディに貼られているラベルに、なにげに目をやったところ、
「KESNDER」・・・???
あー、消すんだー。そうなんだー。
とっても意味明瞭でゴザイマス。
といっても、これ訓練用の水消火器らしいです。