トコロ変わればトイレもいろいろ

 

偶然、というのも少々はばかれるのですが、先週、ふとカトマンズの光景が脳裏に蘇ったと思ったら、何とも痛ましい災害が起き、狼狽えております。

ニュースで目に飛び来んでくる映像には、見覚えのある場所もあって(といっても、ぐちゃぐちゃでよく分かんなくなってますけど)、あー、ここ、座ってたとこだ、と思うと、何と言うか・・胸が詰まるような思いを感じております。

あの、おしり丸出しの男の子は、無事だったのだろうか・・・

充分な耐震性のない建築物は、ひとたび災害が発生すると、凶器となって人命を奪う。

まして、ネパールでは一日に6~7時間ほど計画停電があるほど、インフラが十分整ってなく、救出作業に加え、被災者の避難生活の困窮が懸念される。

どうか一人でも多くの方が助かってほしいと願うとともに、惜しくもお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。

 

さて、ちょっと面白い調査結果をTOTOさんが発表してたので、ワタクシなりにいろいろ考えてみました。

そう、TOTOと言えばトイレです。

(TOTO:うちはトイレだけじゃないですよ!(怒)・・・・・ワタクシ:まあ、まあ。^^;)

toilet_signs

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(こんな標識あったら、誰も入らんと思うが・・・)

 

そう言えば、最近の住宅や公共のトイレって、めっぽう洋式主流になってきてますけど、近頃の子どもって、和式トイレの使い方知っているんですかね。

家にないと、外で教えるったってなかなか難しいと思うんですけど、一体どうしてらっしゃるのでしょうか?(素朴な疑問)

ワタクシ、バリバリの昭和生まれですから、物心ついた時には、普通に和式トイレ使ってました。

たぶん、親が教えてくれたのか、親がするのを見て覚えたか。

 

んで、男女共用だと、この和式トイレの便器が一段高いとこにあって、男性は下に立って用を足してたわけです。(あ、ワタクシ♀ですので分かんないですけど、男性の皆さん、あってますよね?)

我々日本人にとって、この和式トイレ、別になんら違和感もなく使ってますけど、TOTOさんの調査によりますと、訪日外国人の4人に1人が、和式トイレの使い方が分からなくて困った、というもの。

納得ス。

 

最近は駅のトイレも随分改修されてきてますけど、古いところではまだ和式ばかりだったり、昭和のレトロな赴きの飲食店など、男女共用で、しかも和式ってとこありますよね。

そうそう、電車もそうでした。

一段高いところに和式便器があって、走っている途中で用を足すときは手すりに捕まってないと、転んじゃうよ、みたいな。

まだあんのかな。最近使ってないから分かんないけど。

 

たぶん、この和式の形は日本独特なんでしょうな。

似たようなのはアジアの各地にもあるようですけど、しゃがむ向きが逆だったりするらしく、同じアジア圏の方でも和式トイレには戸惑うらしい。

 

言われてみれば、ワタクシ自身も異国で戸惑ったことありました。

イスラム圏では、ちっこいシャワーホースが壁にくっついてたり(どうやって彼らが洗っているのか、未だに謎ですが)、シャワーホースの代わりに、水が溜めてあるバケツが柄杓とともに床に置いてあるとこもあった。(マジ、これで洗うの?って思いましたけど。ワタクシは持参のティッシュ使いましたワ)

あと、使用済みのトイレットペーパーは流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるようになってたり(不潔じゃん!臭いじゃん!って思うけど意外と臭わなかったな)、まあ、思い起こせば、所変わればトイレもいろいろ。その国々の文化なんでしょうな。

 

最近主流のあの洋式トイレの形が、ユニバーサルなのかどうかは知りませんが、まあ、飛行機に設置されてるものも、空港にあるものも、みんなあの形なので、多分、暗黙的に世界のスタンダードになっているんだと思う。

トイレに限らず、かつての覇権国の文化様式が世界のスタンダードになるのは、まあ歴史的背景をみても人類の移動頻度をみても、自然の成り行きでしょう。

とくに、それがどうこうっていうわけではなく、むしろ、人々が国境を超えて、抵抗なくその国に滞在できるためには、こうしたユニバーサルスタンダードという考え方は正しいと思う。

もっと言えば、多くの人々が使いやすいものだからユニバーサルスタンダードになるってこともある。

 

そういう意味では、公共トイレが洋式化していくのは望ましいことではあると思うのですけど、んでも、ワタクシ個人的にはですね、やっぱりその国独自の、文化的臭いのプンプンするトイレも残してほしいなと思う気持ちが、ちょっとだけあるんです。

ワタクシ自身、異国で戸惑うこともあるんですけど、見方を変えると、あー、ここの国はこういう使い方するんだってのが分かると、少しだけその国に近づけたような気持ちになるっていうか。

 

もし、ユニバーサルを考えるなら、使い方をイラストなんかで示してあげればいいと思うんですよ。

ココに立つんですよ、とか、こうしゃがむんですよ、とか、トイレットペーパーは便器の中に捨てて流すんですよ、とかね。

こういう細かい配慮、日本人て得意だよね。

ウォシュレットなんか、もう、これでもかってほど、いろいろ機能くっついてるし、便器の前に立ったら自動で蓋が開くし。

逆にいろいろありすぎて、操作がわからん、っていうのも、実のところ、和式の使い方に次いで多い、外国人の困ったことの一つらしいですが。

 

今日はこの辺で。

では、また。

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