夏真っ盛り。
お子さん、学生の皆様は夏休みでしょうか。
どうでもいい話ですが、今ラジオ体操ってやってんの?
ちっとも聞こえないんだけど。
子どもたちは夏休み、社会人もお盆休みで、世間はお休みモード突入。こちとら、全く変わりない生活ですが、なんか周りがこう、のんびりしていると、一応気分だけは浸らせてもらってます。
夏休みと言えば、お出かけの予定を立てられている方も多いと思いますけど、ちょっと前から話題に昇り始めたAirbnb。
どなたか使われた方いらっしゃいます?
Airbnbってのは、宿泊施設を貸し出すネットワークサービス。
一般の人が、自分の家や空き部屋などを旅行者に使ってもらうためにサイトに登録。一方、旅行者は、泊まりたい宿を見つたら、サイトにアクセスして直接ホストとやりとりし、予約する仕組み。
サイト運営の手数料として何パーセントかAirbnbに入るようになっているんですけど、いまや世界192カ国の都市にわたり宿泊施設(部屋)が登録されているらしい。(ほとんど全世界?)
イメージとしては、民宿とかペンションのような感じで、バックパッカーとか、低予算で旅行をする人たちにとっては、便利かつ、ありがたいシステムみたい。
さらに、ホストとおしゃべりしたり、一緒にご飯食べたり、その土地の人とのふれあいを旅の醍醐味と感じている人には、うってつけ。そう、文字通りの「at home」な宿なんですな。
ただ、民宿とかペンションとかとの違いは、あくまで個人宅だってこと。
つまりこの登録者(ホスト)は一般人で、個人が勝手に自分の部屋使ってよってweb上に掲載してるもの。
ここが問題ナノだ。
他国のことは知らんが、日本においては、料金をとって人を宿泊させる営業は、旅館業にあたる。
当然、都道府県知事の営業許可が必要なわけですが、登録者(ホスト)たちは、個人の趣味でやってるようなノリですから、は?何それ。という始末。
しかしだ。
実体としてこのシステム、今の日本の現状を考えると、とっても有効性の高い可能性を秘めている。
暴増する空き家にマンションの空室。借り手も付かずにほったらかし。
でも、1日とか2日ほど滞在したいっていう海外のバックパッカーはたくさんいるし、そもそも都心にはそんな安宿なかなかないですから、とにかく寝る場所だけあればいいっていう彼らは喜んで宿泊する。
個人宅だったら、ホストがwelcome to Japan! って出迎えてくれたりして、
「ワタシ、ニホンダイスキ!ニホンゴ、オシエテクダサーイ」
なんていう外国人たちには、もう、ワンダフルな宿なわけですな。
オリンピックで観光客がどわーって訪れた場合、今現状ではベッド数にして1万床足らないって言われています。
観光客を誘致したい御上たちにとっても、このシステム、「いいね!」と後押ししたいところ。
が、法的に言えば、NGなわけです。しっかり旅館業法に抵触してますんで。ここが悩みところみたい。
ただ、実際に湾岸エリアのタワーを買いあさってる中国人が、自国の人向けに提供していたりってのが、すでに起こってて、御上が動く前に、管理組合でAirbnbでの利用を禁止する管理規約を作ったりしてるとか。
そうかと思えば、案の定、事故も起きる。
渋谷で起きたマンション一室からの女児転落死亡事故は、どうやらAirbnbで宿泊していた中国人親子だとか。
インバウンドの受け入れとして、垣根が低く、気軽に利用できる施設って、ある意味一番のおもてなしだと思うので、むやみに締め出す必要はないと思う。
こうしたバックパック一つで、低コストに転々と移動する旅のスタイルって、欧米では一般的で、多くの旅人はそのマナーをよく心得ているけど、それでも、やっぱり全ての国がそうじゃないわけで、ある程度のルールというか、規制みたいなものは必要だと思う。
あと、やっぱりワタクシが一番躊躇してしまうのは、防犯かな。
だって、怖くない?
見ず知らずの人の家に泊まって、いきなり銃突きつけられたら、オシ○コ、ちびるわ。
ま、日本ではないでしょうけど。
将来の有望を秘めつつ、とってもとってもグレーな存在のAirbnbです。
今後の成り行きを見守りたいのう。
誰か、使ってみた感想教えてちょ。