腹立つわ~(松ちゃん風)
(あ、テレビ見ないっていっても、松ちゃんくらいは知っとります。ハイ)
なにがー。
アレですよ、アレ。
あのお化けみたいな新国立か?
まー、それもあるけどー。
けど、なんや。
なんつうかなー、素人やー思うて、平気でウソハッパチ言いよる。
ん?
・・・番組終了、続きはまた来種。
ではなくて、、、もちろん松本人志さんがこんなことしゃべったわけでもなく。。。
本題に入ります。(はよ、入れ)
新国立については、皆々様と同じく(たぶん賛成って言ってるのは、自分らの面子を保つ方々だけだと思いますけど)まー、腹立つというより、もう、飽きれてモノも言えませんので、文字通り、今は何も言いません。
腹立ったのは、先日の一本の電話。
「あんたが言ってた、確認済み証はあったよ。ハウスメーカーの人が探して見つけてくれた。でも検査済み証はないってさ。その当時は、今と法律が違ってて、そういうものはないって。」
話を遡ること約一ヶ月。
身内の話で恐縮ですが、たまたま、先月実家に戻ったとき、うちの親、やたらと、あっちを直しこっちを直し、まだ全然痛んでいないようなところまで、家の修繕にお金かけてきれいにしたがるんで、何かと思ったら、
「いや、将来あんたら(ワタクシか、兄)に残しとくなら、ちゃんと使えるようにしとかんと。ま、そうならんとしても、売るとなるんだったら、きれいにしといたほうがいいかと思って。」
のほほ~んとして、何も考えてないように思っていたけど、ワタクシが思う以上に、親っちゅうのはいろいろ考えているんですなあ。ありがたいものです。
んで、「売るんだったら、ちゃんと書類とっとかんといかんよ。」ってワタクシ。
書類というのは、要するに、建物を建てる時の建築確認済み証や、建物が完成した時に検査を受けた証となる検査済み証。
これらの書類は、言わば、正当な手続きを経て建てられた違法性のない建物ですよ、ってことを証明するもの。不動産取引上はもちろん、増改築などにおいても必要とされる重要な書類。
ただ、確認済み証は、原本がなくなっても、役所に記録は残っているので、建築確認を受けたかどうかは分かる。検査済み証は記録も何も残らない。
うちの親は、案の定、は?何ソレ。そんな書類見たことない、って始まって、まー、ハウスメーカーが知ってるから聞いてみな、ってなったわけ。
それから、数週間後、掛かってきた電話が冒頭のそれ。
確認済み証は取ってると。そこまではいい。
検査済み証は、法律が今と違ってたから、ない?!
顔洗って出直して来い!!!
怒り心頭ですわ。
うちの実家、かれこれ築17年ほどになりますか。
はっきり言おう。
17年前に、建築確認を受けた建物が完了検査を受けなくてもよい、なんていう法律はどこにもないし、今となんら変わっとらん。
そんなウソ、通用せんわ、バカタレ。
戸建て住宅の、完了検査を受けずに引き渡すケース、実は珍しい話でもない。
国交省のデータで、平成10年からの完了検査率(確認件数に対する完了検査実施率)の推移が分かる。
平成10年で、38%!!
4割以下ですか。
折れ線グラフがその推移ですけど、見ると、現在では9割がた完了検査は実施されている模様。
(が、未だに1割の建築物が未検査で使用されていることに驚く。)
民間の検査機関ができたのがH11年。(なのでH10年はゼロ。青線がそれ)
H10年時点では、検査機関は行政のみで、38%。それ以前のデータがないのですけど、噂によると、もっと低かったという話も。確かにこの推移から推測するに、3割~2割じゃないかと。
これは、もちろん、ハウスメーカーや工務店が、検査を受ける手間を省き、当然検査料もかかりますので、時間とコストを削り業務を怠っていたことに責任が追求されるべきものではあります。
しかしね~、役所の方々、確認済み証を出した件数に対して、4割も満たない検査しか実施しなかったら、少ないなーって気づきません?ふつう。
これ、役所側の怠慢でもあるんじゃないかと、ワタクシ思うんですよ。
もちろん、法律変わりました、なんて平気でウソつく輩には、むっちゃ腹立ちますけど、自分らの怠慢を棚に上げ、今更ながら、既存ストックの活用を促すために、検査済み証のない建物に対して、増改築しやすくするための緩和措置なんぞ考案しよるお役所の方々。
しっかり仕事して下さい!!!
と、まあ、エキサイトな一週間でゴザイマシタ。