やっとこさ春めいてきたというのに、どうも気持ちが落ち着かず、妙な薄気味悪さがまとわりついて離れない。
そっち方面に詳しいわけでもないし、もちろん裏情報を知っているわけでもないので、あんまり政治ネタは書きたくないのだけれど、どうにもこうにも、気になって仕方がないので、思うことを(ちょっと無責任に)書き並べてみる。
ウクライナを巡る、ロシアと西側諸国との駆け引きが、世界各地に飛び火していくんじゃないか、という懸念。
旧ソ連諸国であった東欧、中東の国々が、今この状況をどのようにみているのだろう。ウクライナと同じように、独立はしたものの、一向に生活は向上せず、旧ソ時代のほうがまだマシだったと思う国や国民が、少なからずあるはずだ(たぶん)。
そして、我も続けと。
そして、ロシアと示し合わせていたかどうかは知らんが、台湾掌握を目論む中国。
断っておくが、私は西も東もどちらの立場も正当化しない。
自由と民主主義を掲げる西側諸国(日本も一応こっちだけど)、自由や民主主義って一体なんだ?
東欧諸国の独立を積極的に押し進め、ユーゴスラビアの主権と領土一体性の尊重はどこへやら。
コソボがセルビアから独立するのを支援しておきながら、クリミアの独立は認めない。
同じことをロシアも逆のパターンでやる。(ロシアはコソボを国家として認めていない)
結局、国家というものは理念よりも国益が優先されるものであって、民主主義だとか国家の主権だとか、それらは単なる国益追求のための道具なのか。
しかも、ごく一部の既得権益者のための。
そうだとすれば、国際秩序なんて言葉は、なんと薄っぺらい、意味のないものなんだ?
ワサワサと、かつ、表に見えないところでこうした各国の思惑が交差し、各地で起こる悲劇が、人工的な演出で繰り広げられているような気がして気味悪くて仕方がない。