Bienvenu! パリの地下世界へ。

 

ん、今日は何日??何曜日??

あれ?3月になっとるし。

 

とまあ、そんな具合に、この2月は超多忙のうちに過ぎてしまいました。

例年のことなので、ある程度心の準備してましたけど、不動産の底入れ期待が確実に市場を賑わせているのが、よくよく分かりましたワ。

 

ちょっと浦島太郎状態でありましたが、その間に、世界情勢が不穏な空気に包まれてしまって、なんでそうなる?おい、とビックリするよりも狐につままれたような、まさに浦島太郎が竜宮から戻って呆然となってしまう気持ちを味わっております。

少し落ち着きを取り戻したとはいえ、依然緊迫したムードは続き、数日前まではマジで第3次世界大戦になるのか?と夜な夜な悶々と考えた次第でございます。

冷戦に限らず、アジア圏内でも起きているこうした世界の不協和音に、ワタクシ個人的にはですね、いろいろ思うところはありますが、ここでウダウダ述べるのは控えます。

ただ一つ言うなれば、過去過ちを犯した国ではあるけれど、戦後ただひたすら平和を求めて再建してきた日本国民であることを誇りに思っております。

 

さて、重たい空気はヨッコして。

先月の大雪。各私鉄がほぼ全滅の中、このときほど地下鉄を有難く思ったことはない。

東京都心はまさに網の目。都民の足なわけですな。

 

地下鉄の発祥は、1863年、産業革命大帝国の英国ロンドン。

その後、欧米各地に広がっていくわけですけど、2番目がハンガリーのブダペストってのは意外だったわ。

初めてヨーロッパの地を踏んだのはパリでしたけれど、もちろん市内は地下鉄が張り巡らされ、「カルネ」と呼ばれる市内均一回数券を買って、パリッ子(どこが?)気分でメトロに乗ったものです。

そんなパリの地下鉄に、廃駅がいくつか存在していて、しかも第二次世界大戦に突入して以来ずっと閉鎖されたまま、それこそ開かずの間になっているところがあるらしい。

中にはホームレスのシェルターになってたりするらしいですが、そんな廃駅をギャラリーやナイトクラブに活用しようという提案を掲げるのが、パリ市長選に立候補するナタリー・コシュースコ=モリゼ

美人だわ~。

それはいいとして。

 

こうした発想が生まれるのも、もともと中世の時代からパリの地下には広大な下水道網が張り巡らされ、今日ではそれらのいくつかが観光名所となっていることから、同じく地下にあるメトロの廃駅も活用しようと思いつくのも不思議ではないかもしれない。

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が、ここが彼らヨーロッパ人のスゴイところだと思うんですけど、使わないから壊すという発想ではなく、活用するということ。

ナイトクラブであれば、騒音の苦情もなく夜の娯楽を楽しめるし、プールに活用できればスポーツ施設の不足を補うこともできる。

しかも、官主導で提案して具体的なデザインまで出している。

こういう考え方できる日本の政治家いますか?

補助金出して満足しているのとは、次元が違うわけですよ。

 

古いものを大事にし、そして現在にうまく活用する感性は、たぶん長い歴史を刻んできた民族の本質なのかもしれないけれど、そこに何と言うか、経済的な豊かさだけでない、成熟した国の精神的な豊かさを感じるわけでゴザイマス。